2005 年末合宿活動報告

1. 期 日   平成17年12月23日(金)〜28日(水)
2. 場 所   飛騨ほおのきスキー場
3. 参加人数  名教スキークラブジュニア競技部 16名(男子10名,女子6名)
   名古屋市ジュニアスキー教室 5名(男子2名,女子4名)
   ※その他名古屋市スキー協会,愛知県スキー連盟の選手と合同での練習となりました。
4. 指導者 3名(その他名古屋市スキー協会,愛知県スキー連盟スタッフが数名つきました。)
6. 日 程
12/23(金)天気:雪 6:30 県庁西庁舎前全員集合。
6:50 県庁西庁舎前バス出発。
11:30 中西到着。(弁当を食べる。)
12:30 中西出発。
12:45 スキー場着。スキーセンター及びことぶきへの挨拶と打ち合わせ。
(雪の状態・・・シーズン当初より降雪が多い為, 積雪量は申し分ない。ただしこの2日間の大雪のため, 柔らかい新雪が表面に乗っており, スキーがひっかかりやすい。)
13:30 講習開始。
今シーズン初滑りの選手もおり, 前半は, スピードを出さずスキーに慣れるためのフリー滑走をした。後半は切れとずれを考えながらポジションを確認し, スキーのセンターに乗る練習をした。
15:30 講習終了。
16:00 スキー場出発。
16:20 中西到着。
16:30 コントレ・チューンナップ等。
18:00 夕 食。
19:00 ミーティング。
22:00 就 寝。
ミーティング
・ スキー場でコーチングを受けたことや、体調の異常等をきちんとノートに取ることで、スキーが上達する近道になる。
・ コーチに言われたことは、少しずつやるのではなく、大げさにやってみる。それが上達するために大切なこと。
・ 色んな人に感謝して挨拶をしっかりすること。礼節を大切にすること。
・ 日本人の文化を大切にして、食事のマナーを良くしよう。
※ ノートの記入の仕方, 明日の予定。
様子1 様子2 様子3
12/24(土) 天気:雪
6:00 起 床。
6:30 コンディショントレーニング。
身体を温め, ストレッチ運動。
7:00 朝 食。
7:45 中西出発。
8:15 スキー場着。スキーセンター及びことぶきへ挨拶。
   準備体操。
8:30 講習開始。
(雪の状態・・・新雪で非常に柔らかい。)
  ポール初心者が多く, また今シーズンの初滑りになる選手も多いため, ショートポール(ネット)で基本的な回転〜中回転のセットをした。
  速く滑ることを目標とするのではなく,上体をしっかりとフォールラインに向けたまま, スキーのサイドカーブを生かして滑る練習をした。
新入会員は,規制されたコースを初めて滑り, 競技部という実感をつかむことができたのではないかと思われる。
11:30 昼食及び休憩。
13:00 講習開始。
  中上級者向けにはロングポールを使用した本格的な大回転のセットをした。また, 同時に, 初心者向けに緩斜面でショートポールを用いた基本的な大回転のセットをした。雪が柔らかく, エッジがひっかかりやすい状態であったためか, 全体的に,腰がまわってしまったり,内足の外エッヂがひっかかったりいう傾向があった。
15:30 講習終了。
16:00 スキー場出発。
16:20 中西到着。
16:30 コントレ, スキーの手入れ。
18:00 夕 食。
19:00 ミーティング。
19:20 スキーの手入れ。入 浴。
22:00 就 寝。
ミーティング
・ 一番大切なのは練習をする時間。次には、練習をするために体を休める時間も大切。てきぱき行動して、体を休める時間をしっかりとろう。
・ 集団生活である以上、仲間を待つことも大切。一方で、仲間を待たせないようにすることも大切。いろいろな仲間が集まっているのだから、お互いに協力しよう。
・ 雪が降っていても、寒くても、スキーの楽しさを味わってほしい。
様子4 様子5 様子6
12/25(日) 天気:晴れ時々くもり 6:00 起 床。
6:30 コンディショントレーニング。
 軽くランニング, ストレッチ運動。
7:00 朝 食。
7:45 中西出発。
8:15 スキー場着。スキーセンター及びことぶきへ挨拶。
   準備体操。
8:30 講習開始。
(雪の状態・・・新雪は踏み固められているが, 柔らかい。)
  緩斜面ではショートポールで昨日と同様, 基本的な大回転のポールセット。振り幅を少なく, インターバルを長くし, フリー滑走と同じような感覚でゲートに入る練習をした。急斜面では, 少し本格的な大回転のポールセット。
  初心者も上級者もだんだん雪やポールにも慣れてきた。
11:30 昼食及び休憩。
13:00 講習開始。
  インターバルの長いオープンゲートをセットしたためか, コース状態はそれほど荒れなかった。前後・左右のポジションを確認したり, 上半身の切り替え方向を確認したりしながら, より実戦に近い感覚で滑るように練習を積んだ。
15:30 講習終了。
16:00 スキー場出発。
16:20 中西到着。
16:30 スキーの手入れ。コントレ。
18:00 夕 食。
19:00 ミーティング。
20:00 スキーの手入れ。入 浴。
22:00 就 寝。
ミーティング ・ 慣れてきたと思う頃が一番気をつけなければならない時。昔話の木登りの話(高いところでは注意をしない親方が、下の方に下りてくると注意する話)と同じで、気をつけないと、けがにつながる。
様子7 様子8 様子9
12/26(月) 天気:雪
6:00 起 床。
6:30 コンディショントレーニング。
 軽くランニング, ストレッチ運動。
7:00 朝 食。
7:45 中西出発。
8:15 スキー場着。スキーセンター及びことぶきへ挨拶。準備体操。
8:30 講習開始。(雪の状態・・・新雪。)
  昨日までと同じく, 初級者は緩斜面でショートポール。上級者は急斜面で大回転の練習を行った。視界が悪く, 寒さも厳しかったためか, 体調不良を訴え, ことぶきで休憩をとる選手もいた。
  また, 昨日より体調不良を訴え, 熱が下がらない選手もいたため, 丹生川診療所へ診察を受けに行った。特にインフルエンザ等の症状はなく, かぜとのことだった。この選手は一日中西で休息日とした。
11:30 昼食及び休憩。
13:00 講習開始。
  午前中と同様に, グループを分けて練習した。
15:30 講習終了。
16:30 スキー場出発。
16:55 中西到着。
17:00 スキーの手入れ。
18:30 夕 食。
19:20 ミーティング。ビデオによる講習。終了後, スキーノートの整理。
20:00 スキーの手入れ。入 浴。
22:00 就 寝。
ミーティング
・ 体調管理はスポーツマンにとって当たり前の仕事。チョコやお菓子は練習中には必要かも知れないが、普段は必要ないはず。また、量をたくさん食べるのではなく、いろいろなものを食べて、栄養管理をしっかりすること。また、身体をしっかりと休めること。部屋の湿度を管理すること。
・ 上級生が下級生にいろいろ教えてあげられるようになってほしい。また、後輩があの先輩のようになりたいと思うような先輩になってほしい。
様子10 様子11 様子12
12/27(火) 天気:雪
6:00 起 床。
6:30 コンディショントレーニング。
 軽くランニング, ストレッチ運動。
7:00 朝 食。
7:40 中西出発。
8:10 スキー場着。スキーセンター及びことぶきへ挨拶。準備体操。
8:30 講習開始。(雪の状態・・・固い地盤の上に新雪。)
  今日は, これまでよりも振り幅を大きくし, インターバルも実践に近づけてトレーニングを行った。これまでの練習の成果が現れ, スキーと体が離れて良い角度でスキーに圧をかけることができるようになってきた。
11:30 昼食及び休憩。
13:00 講習開始。
  午後からはショートポールのコースを撤去し, 全員がロングポールに入った。初めてポールに入る選手は, 途中の斜面変化の場所からスタートした。急斜面を含むコースで、初心者には少し難しいコースであったが、少しずつポールにも慣れてきた様子だった。
15:30 講習終了。
16:00 スキー場出発。
16:20 中西到着。
16:30 スキーの手入れ。
18:00 夕 食。
19:00 ミーティング。終了後, スキーノートの整理。
20:00 スキーの手入れ。入 浴。
22:00 就 寝。
ミーティング ・ 全てのことを前向きにとらえて感謝してほしい。スキーをできる場を提供してくれた人たちに感謝することは当然のこと。今後も感謝の気持ちを忘れずに練習にとりくんでいってほしい。
・ 同じことを何度も言われないようにする。「人のふり見てわがふりなおせ」という言葉もあるが、人が注意されていたらそれと同じ注意をまた受けないようにしよう。
・ 寒い中だけど、ワンピースでがんばっている子がたくさんいた。技術的にも上手になった子がたくさんいた。実りある合宿だったと思う。
・ 後一日, 最後まで気を抜かないで, ケガをしないように集中してほしい。
様子13 様子14 様子15
12/28(水) 天気:くもり時々雪
6:00 起 床。
6:30 コンディショントレーニング。
 軽くランニング, ストレッチ運動。
7:00 朝 食。
7:40 中西出発。
8:10 スキー場着。スキーセンター及びことぶきへ挨拶。準備体操。
8:30 講習開始。(雪の状態・・・固い地盤の上に圧雪。)
  スタート地点を高くし, 緩斜面から急斜面への斜面変化を含む実践的なコースでの練習を行った。合宿の総まとめとして, 大会を意識して滑るようにした。
11:30 講習終了。
   今回の合宿は天候が悪い日が続き, 体力的に限界に近づいている選手が多かったため, トレーニングは午前中で打ちきりとした。
12:00 昼食
14:00 スキー場出発。
14:20 中西到着。
14:30 着替え及び荷物の整理。
16:00 中西出発。
20:30 県庁西庁舎前到着。
21:40 解 散。
様子16 様子17 様子18

<全体を通して>
 今年は,積雪が非常に多く, レベル別に2カ所のトレーニングバーンを確保することができるなど, 非常に充実した練習ができた。
 特に, 今年度初めて入会した選手には, 初日のフリーから, 簡単なショートポール, 少し実践的なショートポール, 簡単なロングポール, 大会を意識したポールセットと, 少しずつ段階を追ってトレーニングができるなど, 例年にはない環境でトレーニングを積むことができた。
 また, 年明けすぐに始まるインターハイ予選, 全中予選, 国体予選に向けて, 上級者に対してもしっかりとしたポールトレーニングを行うことができたと思われる。
 ただし, 合宿期間を通して天候が悪かったことや, 今年度初めて参加する選手が多かったことから, 体調を崩す児童が出てしまった。今後, 体調管理の仕方や休息の取り方についても,さらにしっかりと配慮していきたい。


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